平成16年度助成事業 成果概要の報告
団体名(所在地) | 琵琶湖を戻す会〔大阪府大阪市/滋賀県立琵琶湖博物館〕 |
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事業名 | 第四回琵琶湖外来魚シンポジウム |
事業の実施場所 | 滋賀県立琵琶湖博物館 |
事業の実施期間 | 2005年1月30日 |
事業の概要 | 全国で環境のみならず社会問題ともなっている外来魚問題であるが、琵琶湖では既に「いかに駆除するか?」という段階に入っており、このシンポジウムでも全国の駆除事例を参考にしながら琵琶湖に適した駆除方法を検討した。 |
成果の要約 | 2003年に滋賀県が施行した「琵琶湖レジャー利用適正化条例」により外来魚の再放流が禁止され、また大きな社会問題ともなった環境省の打ち出した特定外来生物法も相俟って、琵琶湖では「外来魚排除」の動きが加速する中で、今回のシンポジウムでは一歩先を進んで「琵琶湖でいかに外来魚を排除するか?」というテーマを掲げて全国の大規模水域で外来魚の駆除に取り組んでおられる方々からその事例を紹介していただきながら琵琶湖で何が出来るか?の可能性を探ってみた。シンポジウムでは今琵琶湖で実施出来そうな様々なアイデアが議論され、その可能性を行政担当者や多くの方々に知らしめることが出来た。現実にこのシンポジウムがきっかけとなって、5月に実施した琵琶湖を戻す会のイベントで滋賀県と共同で駆除事業を試行することもできた。 また今回の取り組みは環境省が特定外来生物被害防止法を検討していた時期とも重なり、3月に東京池袋で実施された外来魚問題の全国集会の場でも今回のシンポジウムの内容を報告したことで全国の人々に琵琶湖での取り組みを紹介することができ、2005年6月1日に施行された同法に対しての側面支援の役割をも担えたものと確信している。 琵琶湖ではこれから本格的な外来医魚防除活動が始まるが、今回のシンポジウムでの提案の数々を実際の現場でも役立てられるよう、今後も様々な形で行政にアピールしていきたいと考えている。 関連成果物(公表した論文、活動の写真等)
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