団体名(所在地) |
ボランティア団体 癒しの園芸の会〔大阪府河南町/大阪府営大泉緑地ほか〕 |
事業名 |
「癒しの園芸の会」の実習花壇と農園の整備並びに維持管理と、障害者・高齢者との園芸交流 |
事業の実施場所 |
大阪府営大泉緑地並びに高齢者・障害者施設 |
事業の実施期間 |
平成16年7月1日~平成17年3月31日 |
事業の概要 |
少子高齢化時代に対応するため、自助と相互扶助の「支えあう社会づくり」を目標とした、癒しの園芸講座の開催と、ボランティアによる実習花壇の管理、高齢者・障害者との園芸を介した交流の実践モデルづくり |
成果の要約 |
- 園芸ボランティア活動が他のどんな活動より困難である点は、植物が生き物であり、その維持管理は日常的、継続的に行わねばならず、加えて体力消耗型、自然依存型であるため、無償、任意参加が基本のボランタリー活動としては不向きで、ほぼ就労に匹敵する活動であるといえるが、16年度の活動を通して、年間必要マンパワー量、ガーデンマスター(リーダー)の重要性、最低必要経費等、公共空間における花壇ボランタリー管理の知識、情報、経験を獲得できた。
- 近隣在住障害者とボランタリー支援者との「はないずみの庭」における園芸作業の協働、交流により、障害者の社会参加の促進、居場所づくり、人と人との支えあい社会力の増進に寄与した。加えて健常者の利用に偏っていた公園機能に、障害者の日常的利用という新しい側面を付加した。
- 「はないずみの庭」における園芸技術と会組織を活用して、高齢者・障害者施設のガーデン管理、クラフト支援など、施設の緑環境づくりに応えている。 また近年、国の「基幹福祉政策」として導入された「在宅高齢者介護予防」のため、自治体福祉行政や地域社会福祉協議会による「園芸福祉ボランタリー組織」立ち上げの機運が高まっており、当会の「対人支援を目標とした園芸活動」の実践経験が、地域社会に大いに貢献しているといえる。
関連成果物(公表した論文、活動の写真等)
実習花壇 “はないずみの庭”での作業風景
実習花壇 “はないずみの庭”風景
活動・作品の展示会
当会で作成した高齢者施設の屋上花壇にて
高齢者施設でのリースつくり協働作業
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