平成16年度助成事業 成果概要の報告
団体名(所在地) | アジアの植物多様性と分類に関する国際シンポジウム2004組織委員会〔東京都文京区/国立歴史民俗博物館〕 |
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事業名 | アジアの植物多様性と分類に関する国際シンポジウム |
事業の実施場所 | 国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市) |
事業の実施期間 | 平成16年7月29日~8月2日 |
事業の概要 | 種多様性の高いアジアの植物の多様性と分類に関する初めての本国際シンポジウムで世界の研究者が一堂に会し、ポスターセッション、5つのシンポジウムなどにおいて成果を発表して、これからの展開を討議した。 |
成果の要約 | 参加者は15カ国にまたがり合計176名であった。その中には、著名なK. Kubitzki(ドイツ)、孫革(中国)、T. Stuessy(オーストリア)などが含まれた。1日目(7月29日)は国立歴史民俗博物館と共催の公開シンポジウム「海を渡った花華」が開かれ、4講演があった。これは、歴博が7月~9月のあいだ催している特別展示「海を渡った花華」の一環として企画された。2日目(30日)は開会式(岩槻邦男組織委員長の開会のあいさつ)のあと、開会シンポジウムでは孫革、長谷部光泰、Tod Stuessyの基調講演があり、続いてポスター発表(海外24件、国内55(内、留学6)件の計79件)が午後まであった。その後、系統生物地理に関するシンポジウム1が開かれた。3日目(31日)の午前は多様性と植物相についてのシンポジウム2、午後は分子系統に関するシンポジウム3、4日目(8月1日)は生物多様性情報と、生物群独特とそれを超えた種の概念についてのシンポジウム3、4が開かれた。5シンポジウムで計27の発表(海外13名、国内14名)があった。いずれのシンポジウムも活発に質疑応答、意見交換があった。シンポジウムに引き続く閉会式ではポスター賞授賞式(4件)が執り行われ、閉会の辞のあと閉幕となった。8月2日は日光へのシンポジウムエキスカーションがあり、参加者46名が緑に囲まれた世界遺産日光東照宮と多様な植物を系統保存する東京大学日光植物園を訪れた。 本シンポジウムを通じて、生物地理的に結びつきが強いアジアの植物相についてこれからも情報交換を活発に行い、国際的な共同研究を進めることで合意した。 関連成果物(公表した論文、活動の写真等)
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