成果の要約 |
- バッタ調査は、当会が整備しているバッタの原っぱと隣接するグランドで行った。この調査では、各種類の発生時期、発生パターン、好む場所などを把握できた。
- 水路の生物調査は、公園に隣接する高師浜で実施した。調査の結果、35種の海岸生物、4種の野鳥を観察した。府の水産試験所の専門家に伺ったところ湾奥部の生物相ということがわかった。
- セミのぬけがら調査は7月8月に各1回実施した。アブラゼミとクマゼミの構成比を比較したところ、7月にはクマゼミが圧倒的に多く、8月はクマゼミが減少しアブラゼミが逆に増加するという両者の発生の特徴がわかった。また、ぬけがら調べには学童保育のグループが積極的に参加し、こども達の環境教育として役立つとともに公園利用の新しいメニューを開発することができた。
- バッタの原っぱにおいて秋にバッタまつりを行った。この行事は2回行い、9月25日には公募の48人、10月16日は地元自治会44人が参加した。また、行事とは別の日に、原っぱレンジャーが現地に待機し、合計約80人にバッタの説明などを行った。これ以外に近隣の小学校および他団体のこども達200人以上がバッタの原っぱを利用した。
- パンフレットは上記参加者も含め、近隣の団体・公園関係者などに450部配布した。これによりバッタの原っぱの趣旨を大きく広めることができた。
関連成果物
平成18年3月に大阪自然史博物館で開催された「大阪自然史フェスティバル」において紹介
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