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花博自然環境助成事業

平成17年度助成事業 成果概要の報告

団体名(所在地) NPO法人カムナプロジェクト〔大阪府大阪市〕
事業名 葦と葦船を核とした教育・環境・国際交流事業
事業の実施場所 大阪を中心とした全国
事業の実施期間 平成17年4月~平成18年3月
事業の概要 「葦船学校」の展開においてその事業の内、材料費となる「葦束代金」とその運搬や完成艇の運搬費を当助成金で賄うことができ、開催にあたり大きなウェイトとなるこれらの資金が免除され、多くの葦船学校の開催が実現できた。更に、神奈川県横浜市・大阪府堺市・岐阜県高山市の3箇所での完全無料開講を実施、この活動を飛躍的に拡大できた。
成果の要約

「葦船学校」開催費の実費負担分である「葦束代金」とその運搬費は全体の3割以上を占め、これまで主催者にとって大きな負担であった。今般助成金をいただくことができ、今まで開催の難しかった団体の「葦船学校」が実現できた。その中でも無料開講を実施し、大きな反響を呼んだ横浜市立大道小学校では、小学校として初の主催となり、以後交流を盛んに持ち、平成18年2月には2回目の開催にこぎつけた。
堺市では、これまで小さな市民団体が結集し費用の捻出を検討するなど「葦船学校」の開講を検討していたが、その負担が大きく実現できない状況だった。今回助成金をいただいたことにより、無料開講が実現し、堺市において活動の拠点が完成し、以後活発な展開が始まり、先の横浜市の小学校との交流(両校先生の出張訪校)や互いの地域の川に葦の移植を実施するまでに至った。
飛騨高山では地元企業のボランティアで一般市民と一緒に葦船を作り、湖で乗船を楽しんだ。この動きに反応した全国の賛同者が高山に集まり地元と深い交流の輪が生まれた。18年度より始まるカムナの新たな青少年プログラムにおいても飛騨は、重要なプログラムの一角を担い、今後も相互協力の輪を拡大していきたい。
その他、兵庫県西宮市子供会協議会主催や加古川市の市民団体主催、障害者対象の葦船学校と葦船乗船会の開催費を一部負担することができ、どれも大成功をおさめ来年度に繋がる大きな存在になった。この助成金をいただいたお陰で、各地で計り知れない波及効果を呼んでいる。ありがとうございました。

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