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花博自然環境助成事業

平成18年度助成事業 成果概要の報告

団体名(所在地) 社団法人フラワーソサイエティー〔大阪府〕
代表者 会長 西良祐
事業名 花・緑・造園系雑誌の要約集「花アブストラクト」
事業の実施場所 社団法人フラワーソサイエティー事務所
事業の実施期間 平成18年4月~平成19年3月(助成対象期間)
事業の概要 「花アブストラクト」は花・緑・造園系雑誌に掲載された花と緑に関する実務記事の要約集です。分散、細分化された情報を一つの流れとして捉えることを試みた、時代を読むデータ集です。購読者は、e-mail会員と郵送会員があり、北海道から九州まで日本全国と海外まで配信、発送しています。
成果の要約

園芸雑誌要約集「花アブストラクト」の印刷に際して、花博協会助成によるコピー機の導入によって作業効率が格段に改良された。従来、毎月3,000枚程度の印刷を、縁故の会社での機会利用に頼っていたため、非効率な労働、支払い、さらに(社)フラワーソサイエティー事務局への宅急便での送付など、毎月多大の負担があった。具体的には2人・日/月の派遣が不要になり、月1回の編集会議のおり、印刷担当者が3時間程度労働することで上記の印刷が可能になった。

「花アブストラクト」の全国配布は、関西在住のボランティアによる翻訳と要約、および印刷を中心として行われており、全国唯一の社会貢献事業であると自負している。この事業により得られた購読収入は、ボランティアの交通実費のほか、(社)フラワーソサイエティーの諸経費に充当され、他事業展開のための補完としても有効に生かされている。

今後、内外の雑誌情報をより広範に集め、全国の園芸産業従事者、指導者、一般市民への正確な情報提供を強化することによって、園芸業界、市民生活における情報の共有化、さらに園芸文化・産業の向上のための行動を起こす起爆剤となると考える。また、「花アブストラクト」の配布事業の定着によって、ボランティアとして参集した各人の間で、行動への自信が高まりつつあることも見逃せない。花博助成によって律速になっていた製本が効率化され、さらなる飛躍が期待できることになった。

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編集会議

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作業風景

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表紙(2007年3月号)