平成18年度助成事業 成果概要の報告
団体名(所在地) | NPO法人おおさか緑と樹木の診断協会〔大阪府〕 |
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事業名 | 巨樹・古木「おじいさんの木をみつけよう」 |
事業の実施場所 | 大阪府一円 |
事業の実施期間 | 平成18年4月1日から平成19年3月31日 |
事業の概要 | 都市化した大阪府内にも国の天然記念物をはじめ「おじいさんの木」と言われる巨樹・古木が残され、歴史の語り部、緑の文化遺産として保存保護に努めている。分布、生育、外観等の専門的な調査を行い、広く府民に周知し、貴重な緑の伝承と保護、愛護の精神を啓発する。 |
成果の要約 | 「見つけよう」「調べよう」「残そう」を3ヵ年のテーマとして事業趣旨のPRから調査マニュアルの作成、予備調査、本調査を継続して平成16年度から実施してきた。 本年度は、2年間の成果を生かしながら、「おじいさんの木」の指定、登録に向けて所有者等とのヒアリングや調整を行い社寺、公共施設、個人邸等新たに5本の「おじいさんの木」を登録し、この3年間で28本「おじいさんの木」を登録することができた。 登録にあたり、所有者からのヒアリングの結果、「おじいさんの木」に秘められた物語や子孫へ伝える使命感と管理の難しさを聞き、樹木に刻まれた年輪の厚さ重さをおぼろげに知ることが出来た。樹木の持つ時間(歴史)と地域の文化、所有者の重いが伝わり、「おじいさんの木」として残し、保護、保全する手助けに我々NPOが積極的に関わることの必要性を再認識した。 なお、昨年同様、箕面小学校で児童を対象にしたイベントを開催し、児童をはじめPTA、地域住民に身近な緑、樹木の大切さ、構成に伝える大切さを啓発出来た。登録まで手続が進まなかった候補木も「おじいさんの木」の仲間に入れるべく所有者等に協力、理解が得られつつある。 関連成果物 平成18年度 花博記念協会助成金事業
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