平成18年度助成事業 成果概要の報告
団体名(所在地) | 焼畑による山おこしの会〔高知県〕 |
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事業名 | 焼畑から始める近自然の森づくり |
事業の実施場所 | 高知県吾川郡仁淀川町ツボイ |
事業の実施期間 | 平成18年4月1日から平成19年3月31日 |
事業の概要 | 耕作放棄地を焼畑にして、ソバ、アズキ、ダイズ、ゴマなどの雑穀を植えた。収穫した焼畑跡地に、コナラ、クヌギ、トチノキ、コブシ、ソヨゴ、クワなどの苗木を植えた。 |
成果の要約 | 焼畑で植えた作物、アズキ、ダイズ、ソバ、ゴマ、アクなどは、梅雨の長雨のため火入れが十分にできなかったことと、播種後の豪雨により、生育が良くありませんでした。ただ、この年は焼畑2年目ということで、各種の野草が繁茂し、植生の回復がスムーズに進んでいました。 コナラ、クヌギ、トチノキ、コブシ、ソヨゴ、クワ、ヒマラヤザクラなどを焼畑跡地に植えて、将来「自然の森」と有用樹が混生する森を期待して植樹しました。有用樹の保護・育成とともに、自然の遷移を少し組み入れた森づくりができないものかと、現在検討、実践中です。今年は、一昨年よりも地元に年輩者によるサポートが増え、少しずつ本活動に関心を寄せてくれる地元の方々が出てきました。 平成19年度には「焼畑サミット」を開催しようとの企画案が出て、今検討中です。 関連成果物 平成19年3月に、財団法人都市農山漁村交流活性化機構より、本活動が「第6回むらの伝統文化顕彰」で表彰されました。
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