平成21年度助成事業 成果概要の報告
団体名(所在地) | 首都大学東京・都市システム専攻・花と緑の生存意義研究会〔東京都〕 |
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事業名 | 花と緑に関連する生きがい有無別に見た高齢者の生存維持追跡研究 |
事業の実施場所 | 首都大学東京・都市システム科学域 |
事業の実施期間 | 平成21年4月~平成22年3月 |
事業の概要 | 都市在宅高齢者1.3万人を対象として、郵送配布回収による自記式質問紙調査を実施し、2004年から3年後の生存と死亡日を追跡した。花と緑に関する生きがいがある群では、ない群に比べて3年間の累積生存率が維持されていることを明確にした。 |
成果の要約 | 都市在宅高齢者の花と緑に関する生きがいとその3年間の累積生存率との関連を明確にすることを目的として、2004年に、都市部A市65歳以上の在宅高齢者13,407人(回収率64.3%)を対象とし、郵送配布改修による自記式質問紙調査を実施し、3年後の2007年における生存と死亡日を追跡した。生きがい15項目の中から、探索的因子分析により、花と緑に関する生きがい項目として、森や樹木とのふれあい、旅行、園芸、家庭菜園、ハイキング、登山を抽出し、生存との関連を分析した。その結果、花と緑に関する生きがいを選択した群は、花と緑に関する生きがい以外を選択した群や生きがいがない群と比較して、統計学的にみて累積生存率が有意に維持された(図は女性の累積生存率)。また、生存を規定する要因についてCox比例ハザードモデルを用いて分析を行った結果、花と緑に関する生きがいがあることは、生存を有意に維持する制御要因であることが示された。 関連成果物(公表した論文、活動の写真等)
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