1.定期調査の実施 ①湧水測定(湧水の量を毎週子どもたちと測定・記録) ②デンドロメータ計測(10種24本の樹木に5年間装着しているデンドロメーターの胸高直径を子どもたちに読み取ってもらい記録) ③給餌計測 ④複数の感熱センサー式デジタル自動撮影装置による定点行動観察 ⑤リス捕獲による頭数確認と発信機装着による行動調査 ⑥セミナーの実施 ⑦動物の体の調査 ⑧道路拡張にともなう生息地分断についての調査 ※助成を受けて購入した調査装置等により、子どもでも調査に参加できるような確実なデータを測定することができるようになった。またデータの分析により、リス・ムササビだけでなく、フィールド全体の哺乳類の保全を総合的に考える必要があることがわかった。
2.緑の回廊の形成 ①東谷山、森林公園ゴルフ場、森林公園において、20年後に餌樹木となるような樹種の植樹等を行った結果、リス・ムササビ他の哺乳類が生息できる「緑の回廊」ができあがると考えられる。 ※助成を受けたことで、より多くのオニグルミを植樹することができた。また、より効率的なカシナガ防除活動を行うため、適切な資材の購入が可能となった。
3.社会に向けてのアピール活動 ①地元での農家・住民への呼びかけと協働活動 1)アライグマ・ハクビシンの捕獲活動 2)東谷山のカシナガ防除 3)地域への情報発信 ※デジタル自動撮影装置の使用により、地域へ画像情報を提供することが可能となり、効果的な周知が得られた。 ②学会や業界への報告 1)国際会議(都市と生物多様性URBIO2010)でのポスター発表 2)市民活動報告会〈自然保護協会主催/東京都〉 3)COP10事業への参加 4)日本造園学会への投稿 5)企業へのアピール〈デンソー(株)〉 6)学生へのアピール ※助成を受けたことで、多様な周知・報告を行うことができた。
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