花博自然環境助成事業
調査研究開発助成事業 成果概要の報告
団体名(所在地) |
東アジアランドスケープ研究会若手部会〔千葉県〕 |
代表者 |
若手部会代表 渡部 陽介 |
事業名 |
東アジアのランドスケープ・緑化研究動向の実態把握 |
事業の実施場所 |
日本、中国、韓国 |
事業の実施期間 |
平成22年4月~平成23年3月 |
事業の概要 |
本事業は、日本・中国・韓国の若手研究者による共同研究を通じて、ランドスケープおよび緑化に関する研究動向の実態を把握することを目的とする。これらの実態把握から、東アジアにおいて将来取り組むべき研究の方向性を探るものとする。 |
成果の要約 |
- 東アジアにおける良好なランドスケープや緑化に関わる研究を今後担っていく若手研究者の「現在および将来の研究テーマ」に関する実態が解明された。具体的には、日本・中国・韓国の若手研究者が、現在共通して取り組んでいるテーマは「景観保全」であり、一方、将来取り組みたいと考えている研究テーマは、「都市計画・国土計画」である。このことから、「景観保全」に関する研究や、将来的には「都市計画・国土計画」に関する研究についても、日中韓での共同研究を行える可能性が高いと考えらえる。
- 東アジア地域の交流・連携・協力に対する若手研究者の意識が把握された。いずれの国の若手研究者も交流・連携・協力を強く望んでおり、とりわけ、「大学・研究機関」といった主体が交流・連携・協力することが望まれている。しかし、連携のありかたに関しては、各国において異なる意向が存在し、日本、韓国の若手研究者は「学会、ワークショップの合同開催」を望んでいる一方で、中国の若手研究者は「事業所でのインターン斡旋」を望んでいる。
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