花博自然環境助成事業
平成24年度助成事業 成果概要の報告
団体名(所在地) |
特定非営利活動法人awarart〔福井県〕 |
代表者 |
理事長 奥村 隆司 |
事業名 |
波松海岸の植生保護(保全)増殖・景観保護 |
事業の実施場所 |
福井県あわら市波松海岸 |
事業の実施期間 |
平成24年4月~平成25年3月 |
事業の概要 |
福井県あわら市内の波松海岸沿いにある潮害防備保安林と海岸との間に植生している海岸特性の植物を、葛や外来種から保護・保全するとともに、観光客や釣り客の車の乗入防止による植生の保護とゴミ処分に取り組む。 |
成果の要約 |
- 従来は、不法投棄や海岸への漂流物等によるゴミやくず等により、日光がはいりこまないことや車の乗入などの影響により、ハマエンドウ、ハマボウフウ(準気象植物)、カワラナデシコ、ウンラン等の海浜性植物が徐々に減りはじめていた。
- 珍しい海浜性植物を保護し、地元の人たちのみならず知ってもらい、後生に進残したいとの思いで始めた結果、延べ約70名の方の草刈やゴミ拾い、くずの除去の参加が得られ、短期間の間に、海浜植物が生息しやすい環境づくりを行うことができた。
- ゴミを拾うことにより、不法投棄も減り、トラロープを張り、看板を立てたことにより車の乗入れは目立って減り、カワラナデシコやホタルブクロが増加した。
- 地元にある「お宝」を老人会等の人たちとの共同で活動を実施したことにより、情報を共有でき、活動への意識が目覚めてきた。
- 観察や調査をもとに、「波松海岸の海浜性植物」の小冊子を編集・発刊でき、これからの活動への自信につながった。
- この小冊子は、限られた地区でデータであり、福井県砂防防災課や市長からの要望もあり提供した。今後。地元の小学生・生徒や市役所などへも贈呈する。
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