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花博自然環境助成事業

平成26年度助成事業 成果概要の報告

団体名(所在地) NPO法人社叢学会〔京都府〕
代表者 理事長 上田 正昭
事業名 シンポジウムの開催と岩手県山田町における植樹事業
事業の実施場所 シンポジウム:竹駒神社社務所(宮城県岩沼市) 植樹事業:大杉神社新社殿地(岩手県閉伊郡山田町)
事業の実施期間 シンポジウム:平成26年6月22日(日) 植樹事業:平成26年6月23日(月)
事業の概要 東日本大震災被災地では社叢とその祭りが被災者の心の拠り所となっている。この間、当学会が見いだしてきた社叢の意味と意義を問い、議論するシンポジウムを宮城県被災地(岩沼市等で予定)で開催するとともに、社叢復興の手始めとして、大杉神社(岩手県山田町)及び神社周辺街路で植樹を実施する。
成果の要約
  • シンポジウムにおいては、現地での復興事業が進む中、今後、社叢学会としてどういう復興支援に取り組むべきかを、意見交換し、以下の今後の方向性を確認した。
  • 社叢学会本部としての支援事業を、5カ年にわたって取り組むことを確認した。
  • 社叢の保全育成について、継続して取り組むとともに、社叢の再生についても、地元の要請に対応しながら着手し、多様な郷土林の復興を目指すことを確認した。
  • 長期にわたる取り組みについては、支部事業としての取り組みや、地元研究機関等とのネットワーク形成などによる連携の取り組みを図ることを確認した。
  • 植樹事業については、大杉神社新社殿周辺の整備についても、継続して協力するものとし、また、旧の境内地においても、地域の緑地広場としての活用を図るべく、長期的に協力していくこととなった。
  • 旧の境内地周辺の地域緑化についても、山田町の要請の下に、ボランティア団体と協力して支援することとした。
  • 山田町、大槌町ほかの社叢林で、社叢学会が調査を実施し、その後の経過を観察しているものがいくつかあるが、町の復興はようやく事業開始された段階であり、社叢の育成や再生への道のりは長くなることから、大杉神社で行ったように、地元住民との連携等で息長く継続することの重要性を確認した。

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シンポジウム

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大杉神社 1

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大杉神社 2