平成26年度助成事業 成果概要の報告
団体名(所在地) | 公益社団法人日本造園学会〔東京都〕 |
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代表者 | 会長 下村 彰男 |
事業名 | ランドスケープ遺産インベントリー作成事業 |
事業の実施場所 | 日本全国 |
事業の実施期間 | 平成26年4月~平成27年3月 |
事業の概要 | 自然および社会の相互作用によって成り立つ環境の総合的表れであるランドスケープの価値について、歴史的ストックの観点から「ランドスケープ遺産」という地域資産として評価し、環境保全やまちづくりに活用しうる全国的なレベルでのインベントリーを全国的調査のうえ作成し、またその意義について一般社会に普及・啓発を行う。 |
成果の要約 | ランドスケープ遺産インベントリー作成の前提となる条件整理を行い、対象要件を定めたほかランドスケープ遺産の種別として、A.デザインされた空間・景観、B.生活・生業・信仰等により形成された空間・景観、C.時代・文化の中で価値付けられた空間・景観、D.生態学的特性など自然科学的な学術上の価値に特徴のある空間・景観、E.その他を設定し調査を進めた。 6ブロックによる作業の総計として、平成26年度3月末おける成果として、北海道、関東、近畿中国四国の3地域で計134件のランドスケープ遺産をインベントリーに登録した。またこの3地域および東北、中部、九州沖縄地域を含め、評価の対象として収集し、今後のインベントリーへの登録の検討を実施中の事例の総数は2,201事例に及ぶ。 これとあわせて各ブロックの総計で検討会議を21回、研究会(見学会含む)を19回実施し延べ780名の参加を得、さらにブロック毎の進め方に応じて、中部地域において事例集、近畿中国四国地域リーフレットの作成を行った。
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