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花博自然環境助成事業

平成29年度助成事業 成果概要の報告

団体名(所在地) NPO法人自然環境ネットワーク・射水市ビオトープ協会〔富山県〕
事業名 生物多様性保存型里山ビオトープの形成に関する事業
事業の実施場所 富山県射水市入会地
事業の実施期間 今回計画:平成29年4月~平成30年2月
事業の概要 原生的な自然は少ないが、里山的自然が多く残る射水市において生物多様性・生態系の理念を啓発し、地域在来の動植物の保存を図るとともに過疎化や老齢化の進行による里山衰退を防ぎ地域の活性化を図る。
成果の要約

約0.5haの生物多様性保存型里山ビオトープの造成
A 植物相豊かな森の造成(侵入竹を除去し広葉樹の森に移行)
侵入竹の200本地域在来種の広葉樹の植樹約150本
※侵入竹を伐採し建設機械を使用し根等を除去し堆肥を使用し客土を実施した。 
B 地域在来動物の産卵場所の造成(水中に産卵する両生類や昆虫類等)
水路・池・ワンドなどを造成
C 山林作業の安全講習・自然観察会・自然環境セミナー等を開催し
子どもからシニア世代までに幅広く里山の役割や生物多様性の理念
の普及を図ることができた。
造成(造成中)の池等に
2018年2月には ヤマアカガエル等の産卵が確認できた。
2017年10月~11月には数種類のトンボが産卵に訪れた。
2017年11月の調査において小型の淡水魚や水生昆虫が確認できた。
※当協会は動物の放流や移入は行わず周辺からの自然呼び込みを基本としています。

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