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花博自然環境助成事業

平成29年度助成事業 成果概要の報告

団体名(所在地) NPO法人白神自然学校一ツ森校〔青森県〕
事業名 またぎの自然と共生する知恵を学ぶ
事業の実施場所 白神自然学校一ツ森校内とサナイ沢、白神山地
事業の実施期間 今回計画:平成29年6月~平成30年2月
事業の概要 白神山地は、今、異常気象の影響をまともに受けています。特に日本海の海水温の上昇からか、雨の降りかたがゲリラ降雨だったり、冬は逆に降雪量が少なかったりしています。また、全国的にもツキノワグマが増えています。白神山地と共生しきた、またぎは今まで、そういう自然とどう向き合ってきたのか。またぎと山に入り、自然の中で生きてきた知恵を実践で学ぶ機会を通して、自然の大切さや、自分達のライフスタイルの中に自然を大切にする心を学ぶ機会をつくりたいと考えます。
成果の要約

参加した子ども達は、マタギだけではなく、世界から参加したスタッフとも交流ができ、とても充実した成果を得たと思います。

特に日時用的に、多くのコンビニとか、家庭に囲まれて生きているのに、白神自然学校では、集団生活の中で、自分の事は自分でやる。朝は7時からラジオ体操、さぼったら朝食は無です。おやつは、スイカ畑からスイカを収穫して食べる。また、畑に行き、ジャガイモを掘り、水洗いして煮て食べるとか、近くにスマホもコンビニもない山の中で過ごすので、大変不便です。しかし、子ども達は、遊びの天才で、お互いに仲間をつくり、田んぼのあぜ道や山の中を笑いながら走り回っています。

もちろん靴の中まで泥んこ状態です。都会では味わえない体験です。また、マタギの手法を学び採取した魚や、山菜を自分で加工して食べると美味しいといいます。

苦手な野菜も加工しだいでは食べていました。

自然の中で生きる事で、たくましい性格になっていくのが、目に見える形でわかります。それが一番の成果だと思います。