団体名(所在地) |
認定特定非営利活動法人霧多布湿原ナショナルトラスト〔北海道〕 |
事業名 |
地域とともにつくる「エゾカンゾウのまち・霧多布」 |
事業の実施場所 |
北海道厚岸郡浜中町琵琶瀬26番地1 (旧琵琶瀬小学校スケートリンク跡地・通称「はぐくみの池」) |
事業の実施期間 |
今回計画:平成29年4月~平成30年3月
(全体計画:平成28年4月~平成31年3月) |
事業の概要 |
霧多布湿原のシンボル的な花であるエゾカンゾウの植栽を行う。地域の子供たちとともに植栽を行うことで、湿原の花に親しみ、この町の自然環境を知る機会をつくる。住民主体の湿原の保全を進め、その担い手の育成を目指す。 |
成果の要約 |
- 土地の景観・利用の変化
以前は人が近づかなかったような埋め立て地を整地し、エゾカンゾウを500株植えることで、地域の憩いの場や環境教育の場として、人が利用しやすい土地へ整備することができた。 - 地域住民とのつながり
苗の植え付け作業だけではなく、防風ネットを支える杭に使える廃材や、肥料となる馬糞を無償でご提供いただくなど、エゾカンゾウの植え付け事業を通じて地域とのつながりが生まれた。また作業を通じ、地域の方からこの土地の昔の様子を伺い、今後の土地利用について具体的な提案をいただくなど、地域の方が主体的に関われる事業となった。 - 次世代とのつながり
地域の子供たちが馬の放牧地で馬糞を集め、花の肥料を作った。今年度は苗の植え付けには参加できなかったものの、本事業には地域の子供たちも関わることができた。 - 技術の習得
講師を招き、野草のタネ集め・苗づくり・植え付けなど一連の作業の指導を受けることができたことで、将来的に地域住民だけで苗の育成や植栽が可能になった。
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