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花博自然環境助成事業

平成30年度助成事業 成果概要の報告

団体名(所在地) 中生代植物研究会〔福井県〕
事業名 絶滅危惧の中生代古植物研究者の育成アウトリーチ活動
事業の実施場所 石川県金沢市・小松市、福井県坂井市、富山県朝日町、長野県小谷村
事業の実施期間 平成30年4月~平成31年3月
事業の概要 絶滅の危機にある日本の古植物学の研究者を育成するため、平成26・27年度の花博助成を使って制作された「日本産ジュラ紀の植物化石図鑑」を発展させて、次世代の子どもを対象としたシンポジウム、ワークショップの開催や簡単なパンフレット制作を行い、中生代植物化石の普及活動や古植物学研究のアウトリーチを行う。
成果の要約

今年度は小松市におけるシンポジウム開催が順調に運ばなかったことから、同時開催を考えていたワークショップを発展させ、大きく2つの事業に着手した。
1つは、10月26日〜29日に本会員の勤務している石川県の星稜高等学校の理科部の生徒8名(9名予定していたが当日欠席)を、富山県朝日町および長野県小谷村の来馬層群分布域につれて行き、化石発掘体験を行った。化石発掘体験では本会員が発掘の仕方や植物化石の鑑定方法を教えた。
もう1つは、(公財)日本科学技術振興財団が全国各地で開催している「青少年のための科学の祭典」に出展した。今年度は石川県大会(9月15日)・福井県大会(11月17日〜18日)に参加し、本会の活動をパネル紹介するだけでなく、未就学児〜高校生の子どもたちに中生代植物化石の含有する岩石の発掘体験を行った。出展ブースでは、本会員が道具の使い方や発掘の仕方や教え、出てきた植物化石を実体鏡で観察したり、花博助成をつかって制作された「日本産ジュラ紀の植物化石図鑑」を使って植物化石の鑑定を行った。化石発掘体験を行った未就学児〜高校生の子どもは、石川県大会と福井県大会ではそれぞれ40名と120名であった。

中植会来馬層群体験1 中植会科学の祭典(福井)1 中植会科学の祭典(福井)2 中植会来馬層群体験2