八戸市周辺を中心に小学3年生から6年生を対象に参加募集を行った。 今回は、6年生2名、4年生1名の計3名参加。そのほか、参加者の兄弟が1年生ながらプレ参加となった。 八戸工業大学名誉教授(元東北大学教授)の田中博士および八戸公園のスタッフの協力のもと2回のフィールド調査、その後に発表会と計3回のイベントを開催した。 第1回は、平成30年6月24日に実施。 オリエンテーションの際に、八戸公園のトンボエリアの観察について説明をうけ、早速野外での実施となった。双眼鏡を使用しての観察方法や補虫網の使い方、トンボの持ち方、観察後の離し方を野外で実習しながら説明を受けた。 第2回目は、平成30年7月22日に実施。 公園内にある池の周辺にて観察会を実施。池の中にいるオツネントンボのヤゴを観察できた。池の縁石でヤゴの抜け殻を発見し、写真を撮る際にスケールを同時に写し込むことの大切さについて説明を受け、測量野帳のマス目(3ミリ方眼)を使って写真を撮った。 池の縁にある植え込み(池から1メートルほど離れている)にヤゴの抜け殻があることを発見し、予想外の移動距離だったため、羽化の際のヤゴの移動能力について、新しい発見となった。 第3回目は、平成30年8月26日に実施。 フィールド調査を2回実施し、各自まとめたものを発表する。まとめた内容は、持ち時間5分のなかで模造紙や画用紙、手作りの模型などを各自思い思いに作成し発表を行った。3名の発表者は、調査した内容に各自図鑑などで調べたことが付け加えられており、非常に個性豊かな発表会となった。うち1名が、東京で行われるシンポジウムで発表を行う。 平成31年3月9日シンポジウムでの発表。 当法人主催のシンポジウムでは、100名ほどの聴衆の前での発表となった。模造紙3枚にまとめ、トンボの太古の歴史から八戸公園にて観察されたトンボの種類や内容などを観察時に学んだ内容をより膨らませる発表となっていた。
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