スキップして本文へ

花博自然環境助成事業

令和元年度助成事業 成果概要の報告

団体名(所在地) 特定非営利活動法人樹木研究会こうべ〔兵庫県〕
事業名 「都市アメニティ機能を高める公園樹木の保全」
事業の実施場所 兵庫県神戸市北区山田町上谷上 長尾1-2(神戸市立森林植物園)、 兵庫県宍粟市山崎町岸田521番地(かみかわ緑地公園)、兵庫県神戸市灘区王子町3丁目1(王子動物園)他兵庫県下の公園30公園、徳島県板野市、香川県内3公園(クビアカツヤカミキリ被害防除調査)
事業の実施期間 平成31年4月1日~令和2年2月29日
事業の概要 近年、公園樹林が鬱蒼となることにより、防犯面での安全性の低下や樹木同士の競合による生育不良等の問題が顕在化し、木に対する負のイメージが生じている。そのため樹木医目線に立った「公園樹木保全対策指針」を作成することで、公園樹木の評価を高める。
成果の要約

1.造園業、造園資材、コンサルティング、有料公園管理者、行政出身者が「公園樹木保全」に関する考えを共有することで、都市緑地の保全活動に対する視野が広がった。
2.「公園樹木保全指針」作成を通じて、公園樹木の元気にする樹木医技能を理解するため実践。その様子について一般の方々に対してもガイドを実施したことで、事業のPRにも繋がった。
3.啓発活動・生育調査及び捕獲作業を行うことによって、早期発見・早期防除が可能となり、その結果、被害拡散防止に大きく貢献できた。

植物構造や生理、あるいは外来昆虫防除に取り組んでいる研究機関の方々と交流する機会を、講演会や実習を通じて得ることができた。その結果、「樹木保全」に関する今後の取組の展開が期待される。

2019.6.16 「街のみどりの保全」 講師:黒田 慶子(神戸大学大学院農学研究科教授) 4.21桜の強剪定指導 2019.7森林林業技術センター聞取調査(兵庫県宍粟市)