小学校3年生から中学校までの児童生徒を対象に、動植物への理解と保全への意識を高めてもらう目的で、里山の四季の自然観察や昆虫採集、工作などの体験活動を行った。自然の中で活動する機会が減少していると言われる近年、実際に里山に入り、動植物を見て触れる体験を提供していることでニーズがあり、自然と人間との共生について改めて考えてもらう講座となっている。 (1)春教室 4月27日(土)を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止した。 (2)夏教室 8月1日(土)、2日(日) 検温、アルコール消毒などの新型コロナウイルス感染対策を徹底した上で、 動植物の観察、昆虫採集、標本作り (3)秋教室 10月31日(土) 検温、アルコール消毒などの新型コロナウイルス感染対策を徹底した上で、動植物の観察、バードコール作り (4)冬教室 2月6日(土) 検温、アルコール消毒などの新型コロナウイルス感染対策を徹底した上で、動植物の観察、アイスキャンディー作り
[実施成果] (1)夏教室 昆虫採集を通して自然に直接触れ、自然への興味関心を高めるきっかけとなった。また、標本作りを行う過程で昆虫のからだの構造をよく観察し、それぞれの生物が生存や活動に適した生態となっていることを学ぶきっかけとなった。 (2)秋教室 秋の里山を散策し、動物の痕跡や植物などを実際に見て生態を学ばせることができた。バードコールを作るときは、のこぎりによる木の切り方や、ケガしないための注意点などを実際に使いながら学んでいた。 (3)冬教室 カマキリの卵は雪が積もった時にちょうど埋もれないあたりの高さに産みつけられると言われていることや、リスやネズミのクルミをかじった跡の違いなど、動物の活動の痕跡から自然を知る手がかりとなることを学んだようだった。また、アイスキャンディーは冷凍庫でつくるイメージが強かったようだが、塩を利用すれば雪でもジュースを凍結させられることを学ばせることができた。
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