4月 津市高洲町で海岸清掃➡大掛かりな海岸清掃は中止したが、少人数で毎週末に海岸清掃をした。3市の公立幼保育園、小中学校にウミガメ出前講座のチラシ配布。 5月 環境学習会➡新型コロナウイルス感染拡大のため中止。少人数で毎週末、津市高洲町海岸の清掃をした。上陸跡探しを開始。 出前講座も始まった➡新型コロナウイルス感染拡大のため休校になり中止。 6月 上陸跡探しを毎日行った。産卵確認や産卵場所の保護。出前講座も最も多い時期➡新型コロナウイルスの影響で依頼はなし。少人数で毎週末、津市高洲町海岸の清掃をした。 7月 ウミガメ産卵見学(産卵が多い場所へ見学に行く)➡県外であったため、新型コロナウイルスの影響を考え中止。上陸跡探しを毎日行う。産卵確認や産卵場所の保護。少人数で中旬までの週末、津市高洲町海岸の清掃をした。 台風や大雨への対応等を行った。次の上陸産卵を考えて産卵場所周辺の流木の移動。 8月 上陸跡探しを8月半ばまで行う。産卵確認や産卵場所の保護。子ガメの脱出が始まった。光害対策としてウミガメロードを設置した。獣害対策や台風への対応等を行った。死亡漂着したウミガメを解剖する。状態が良い内臓は標本にした。骨は標本にするために砂の中へ埋めた。 9月 光害対策としてウミガメロードを設置した。獣害対策や台風への対応等を行った。孵化率調査を行った。10月 孵化率調査を行った。データ整理し、報告書等を作成した。 11月 ウミガメ報告会。*ウミガメ漂着死体が発見されたら、いつでも調査に行った。 ウミガメ出前講座の依頼があれば、時期や場所を問わず赴いた。
・コロナ禍であってもウミガメ出前講座の依頼が7月以降にあり、今年度は19ヶ所で出前講座を行った。 ・ウミガメの計測をこれまでメジャーで行っていたが、ノギスを購入したので正確に測ることができた。(日本でウミガメ計測をする基準がノギス使用による直甲長、直甲幅なので、その基準に合わせることができるようになった。) ・コロナ禍であったが少人数で海岸清掃を行ったし、調査や標本作り等も行った。感染予防対策をしながらも活動を進めることの重要性を再認識した。 ・助成していただいた砂中温度計データロガーで砂中温度の推移がわかり、温度による影響を調査継続することができた。 ・2020年は生きたまま漂着したウミガメが2個体あったが、これまではそのような事象が全くなかった。1体は地域の人々によって放流されたそうだが、もう1体は鳥羽水族館で保護してもらった。生きたまま漂着した個体の対処法について、学習することができた。
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