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花博自然環境助成事業

令和2年度助成事業 成果概要の報告

団体名(所在地) 特定非営利活動法人はちろうプロジェクト〔秋田県〕
事業名 大潟村での外来生物の駆除と在来生物の保全活動
事業の実施場所 秋田県大潟村
事業の実施期間 令和2年4月1日~令和3年2月28日
事業の概要 本活動の目的は、大潟村村内で外来生物を駆除、在来生物の農地の保全を目指すことです。環境省のレッドデータブックに載っている生物や在来魚類がごく普通に生息する水域を取り戻します。農地は、ウシガエルの鳴き声やアメリカザリガニの巣穴が確認されない農地を取り戻します。
成果の要約

大潟村村内において外来生物のウシガエルやアメリカザリガニを駆除することで在来生物や農地の保全に取り組むことを目的として、外来種駆除活動およびザリガニ釣り活動を実施した。
4・5月に当法人スタッフによる打合せを数回行い、準備を進めた。なお、活動に当たって秋田県から特別採捕の許可を得ている。
外来種駆除活動については、当法人会員や協力団体であるNPO法人秋田水生生物保全協会の協力を仰ぎ、6月13日、7月17日、9月12日、10月11日、12月14日の6回実施した。
 当初は昨年度同様にザリガニ釣り大会を開催する予定だったが、新型コロナウイルス影響が懸念されたため、一般募集のイベントとしては中止した。代わりに、当法人の活動に協力している「はちプロ学生部」の大学生有志2名+スタッフによるザリガニ釣り活動を8月8日に実施した。大潟村干拓博物館付近の池や水路をフィールドとして、活動を実施した。学生2名は昨年度もザリガニ釣り大会にスタッフとして参加したメンバーであり、今後「ザリガニを食べる会」の企画も考えており、来年度以降は学生による自主企画にも期待している。

外来種駆除活動では、5回の活動でアメリカザリガニ488個体、ウシガエル2個体、タイリクバラタナゴ3個体を駆除した。キタノメダカ2個体も見つかったが、こちらは再放流した。
 ザリガニ釣り活動では、参加者4名で約1時間半の釣りを行った結果、4個体のアメリカザリガニを釣ることができた。最後にスタッフで全て駆除した。