〇「油菜のさと」学習会・フォーラムとボランティア種まき会開催の2事業を実施。
1.「油菜のさと」学習会・フォーラムの開催:南相馬農地再生協議会会議室 •第1回(6月20日~21日)現地学習会…本年度計画・実施スケジュール確認 •第2回(7月18日~19日)現地学習会:講師(細川・田口•佐藤) •第3回(8月8日~9日)現地学習会:講師(河田・原) •第4回(8月27日~28日)現地学習会:講師(高橋・奥村), •第5回(10月17日~18日)現地学習会:講師(河田) •第6回(10月29日~30日)現地学習会:講師(石井准教授) •第7回(11月13日~14日),現地学習会:講師(佐藤) •第8回(12月26日~27日)現地会議:講師(小沢教授•河田・星野) •第9回(1月14日~15日)現地学習会:講師(星野•原) •第10回(2月20日~21日)現地学習会:講師(星野・奥村) •第1回(9月20日~21日)現地「油菜のさと」フォーラム:講師(石井•林准教授) ・第2回(3月21日)現地「油菜のさと」フォーラム開催(助成事業対象外)
2.ボランティア種まき会の開催 (2020年9月20日) 震災復興支援として、2011年から継続しているボランティア種まき会は、2020年は、滋賀県からマイクロバスでのボランティア10名と地元の皆さんとの協働作業をしました。コロナ禍の中で、ほとんどのイベントが中止になる中、南相馬の皆さまが議論を重ね、「今年も種まき会します!」と決心してくれました。人数を制限した中での種まきでした。南相馬市「萱浜圃場」で、毎年参加の強者から初参加の人たち含め、来年の満開の菜の花を思い描きながらの協働作業!ステキな汗を流しました。原発事故から間もなく10年の地に立ち、「これまでとこれから」の議論と行動でした。種まきの後、バイオマス実験装置の見学も実施しました。
3.全国サミット 第 20 回全国サミット小山市(栃木県)はコロナ感染防止ため、2021 年の秋に延期。
〇 活動内容と実施成果 「油菜のさと」(循環の地域構想)を社会化する事で、3.11で大きなダメージを受けた地域の具体的なイメージを市民と共有する事を目的とした。小さな学習会(廃食油を原料とするBDF化と課題、チェルノブイリでのバイオガスプラントの経験、県内外の小さなバイオガスプラントの学習、バイオガスプラントヘ投入するマテリアル(菜種かす、牛糞、生ごみ、野菜くず etc.) の検討を重ねる事で、いよいよ「油菜のさと」実現への感触への高まりを見せる事が出来た。 2回開催の「油菜のさと」フォーラム(3月21日開催については、本報告後となる)により、市内の多様なセクターのみならず、大学のゼミ研修の場、地元高校生の参加など、若い世代へのアピールをする事が出来た。 とはいえ、震災から10年の現地では、農業分野に大きな課題(福島県産品拒否等)もあり、循環型農業とそれを推進する地域への道は平坦なものではない。地域(南相馬市のみならず)連携し、特に近隣の飯舘村、浪江町と共に相乗効果を上げていく可能性を探っている。
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