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花博自然環境助成事業

令和3年度助成事業 成果概要の報告

団体名(所在地) 特定非営利活動法人白神山地を守る会〔青森県〕
事業名 白神山地世界遺産登録28周年記念フォーラム開催事業
事業の実施場所 青森県西津軽郡鰺ヶ沢町大字舞戸町字上富田149-2  舞戸公民館
事業の実施期間 令和3年5月9日(金)~10月31日(日)
事業の概要 2021年で20年目となる植林活動を次世代につないでいく為に、環境省や自然と人との共生活動を実践している方々に、白神山地で続けているブナの森の復元・再生活動の取り組みの主旨を検証していく機会を作りたい。
成果の要約

6月26日11月15分から、つがる市の青い森國土保全協同組合事務所で、つがる市長、中泊町町長、鰺ケ沢町町長、深浦町町長、青森県環境生活部長、青森県西北県民局長、弘前大学理工学部教授3名、地元環境関連会社社長3名と中井徳太郎事務次官、鳥居敏男自然環境局長さんとで、①木質バイオマス炭化炉の視察 ②・ゼロカーボン宣言都市についての意見交換会を行う。22名の参加した。
その後、6月26日13月30分から、16時30分まで、鰺ケ沢町の舞戸公民館大会議室で、83名の参加者と120名のオンライン参加者で、白神環境フォーラムを開催する。
●演題「地域循環共生圏の構築と森里川海プロジェクト」
環境省環境事務次官 中井 徳太郎(なかい とくたろう) 様
●演題「白神山地の森林生態系の現状について」
東北森林管理局計画保全部長 香月 英伸(かつき ひでのぶ) 様
●演題「宮城県気仙沼市の唐桑湾での『森は海の恋人』植樹活動」NPO法人森は海の恋人 理事長 畠山 重篤様を予定していたが、コロナの感染の疑いがでたということで、急遽、環境省の鳥居敏男自然環境局長に「環境が掲げる森里川海プロジェクトの取り組み」と題して登壇してもらった。
●演題「長崎県有明海の海を守る植樹活動」
京都大学 名誉教授 田中 克(たなか まさる) 様
●演題「いのちを育む森への想い」
NPO法人ガイア・イニシアティブ 代表理事 野中 ともよ(のなか ともよ) 様
6月27日日) この日は、講師・パネラーの皆様、東北環境事務所・青森県自然保護課等の皆さんで白神山地の奥山で予定していた「白神のブナの植樹祭」参加者80名に参加して植樹をしてもらい、東京に戻った。

事業の実施成果
① 木質バイオマス炭化炉の視察 ②・ゼロカーボン宣言都市についての意見交換会を行う。22名の参加し、直接事務次官に陳情する場面や、ゼロカーボン宣言に積極的に取り組むという意識啓蒙を白神周辺の津軽半島一帯の首長と話し合われたのは大きな成果である。また、木の根っこを破砕して、炭化物をつくり土壌改良剤を作っている業者の取り組みを評価して頂いた。
② 白神山地初訪問の環境省事務次官ということもあり、現地では県議会議員が4名も参加する等、大学の教授が7名、環境関係の民間企業、行政マン、環境問題に関心のある一般市民・大学生が、環境省が進めている環境共生圏構想やカーボンオフセットの取り組みや森里川海プロジェクトの取り組み等の話を83名が直接聞くことになった。また、オンラインで120名の参加者があった。尚、この内容は YouTubeにアップして、いつでも誰でも閲覧できるようになっている。
③ 環境省の事務次官として、初めて白神山地に入ってもらい、森里川海プロジェクト事業として推進しているブナの植林活動に講師・パネラーの先生と共に植林してもらった。この日は地元県立鰺ケ沢高等学校の生徒53名も参加してくれて、全体では80名(役員は別個18名)参加した高校生が初めて、環境省の偉い人に話しを聴けたと喜んでいた。
④ 一泊二日の28周年記念イベントをフォーラムだけではなく、数多く開催できた事の波及効果はとても高く、マスコミにも取材をしてもらった。

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