小学校3年生から中学校までの児童生徒を対象に、動植物への理解と保全への意識を高めてもらう目的で、里山の四季の自然観察や昆虫採集、工作などの体験活動を行った。自然の中で活動する機会が減少していると言われる近年、実際に里山に入り、動植物を見て触れる体験を提供していることでニーズがあり、自然と人間との共生について改めて考えてもらう講座となっている。
(1)春教室 4月24日(土) 検温、アルコール消毒などの新型コロナウイルス感染対策を徹底した上で、動植物の観察、タケノコ掘り
(2)夏教室 7月24日(土)、25日(日) 検温、アルコール消毒などの新型コロナウイルス感染対策を徹底した上で、動植物の観察、昆虫採集、標本作り
(3)秋教室 10月23日(土) 検温、アルコール消毒などの新型コロナウイルス感染対策を徹底した上で、 動植物の観察、「自分だけの植物本物図鑑」作り
(4)冬教室 2月5日(土)を予定していたが、「まん延防止等重点措置」が適用され、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止した。
(1)春教室 過去数年にわたって竹の分布エリアが広がっていることを観察・学習し、体験活動を通してタケノコ掘りが雑木林保全につながっている(竹の間引き)ことを学ぶ機会となった。
(2)夏教室 昆虫採集を通して自然に直接触れ、自然への興味関心を高めるきっかけとなった。また、標本作りを行う過程で昆虫のからだの構造をよく観察し、それぞれの生物が生存や活動に適した生態となっていることを学ぶきっかけとなった。
(3)秋教室 秋の里山を散策し、動物の痕跡や植物などを実際に見て生態を学ばせることができた。散策しながら子どもたちに気になる植物の葉や実などを採取させ、講師が植物の名前や生態を教えた。子供たちは植物について学びながら「自分だけの植物本物図鑑」を作ることで、植物をとおして里山への理解を深めた。
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