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花博自然環境助成事業

令和3年度助成事業 成果概要の報告

団体名(所在地) 小高はなみちプロジェクトチーム〔福島県〕
事業名 小高まちなか菜園事業・「ハーブ」スキルアップ講習
事業の実施場所 南相馬市小高区内の空き地/小高ハーブ園(小高駅前)
事業の実施期間 2021年4月〜12月
事業の概要 原発被災地である小高区において、まちなかに発生した空き地を菜園として活用し、帰還した住民が集い憩える場所の創出を目指す。これまでの菜園活動から、ハーブの栽培が空き地の活用に有効であると考え、本事業ではハーブの栽培スキルやハーブを加工するスキルを得ることを目的に、勉強会を開催していく。
成果の要約

月1回、ハーブの勉強会を実施した。
① 5月15日(土)
ローズマリーの挿木、ハンギングバスケットでの栽培
② 6月19日(土)
バジル・パセリ等の栽培、ハーブティーの効用
③ 7月11日(日)
ハーブの寄せ植え、ハーブオイル作り
④ 8月22日(日)
バジル・パセリ等の調理(ペースト作り)
⑤ 9月12日(土)
ハーブティーの効用
⑥ 10月2日(土)
水耕栽培(クレソン、ルッコラ、春菊等)
⑦ 11月6日(土)
水耕栽培・再生栽培(ヒヤシンス、ネギ、里芋等)
⑧ 12月4日(土)
グリーンスワッグ作り(ローズマリー)

1月・2月は感染状況を鑑みて、実施を見送った。

勉強会メンバーの1人が、ハーブ園の隣に雑貨店をオープンしたため、ガーデンと連動させてハーブを使ったワークショップの実施が可能となった。勉強会で学んだことを活かして、少しずつお客様向けにワークショップを開催しているところである。ハーブオイル作りやフレッシュハーブティー作りは、ガーデンで好きなハーブを摘み取り、その場で作る体験プログラムであり、比較的簡単にできることから、お店の商品として定着化を目指している。寄せ植えや水耕栽培、スワッグ作りも、今後も練習を重ねて習得することで、一般向けに提供できるものとしていきたい。
小高まちなか菜園事業としては、小高において「緑にふれる楽しい時間」を提供していきたいと考えている。雑貨店でのワークショップだけでなく、飲食店と連携した料理教室、旅館の食事での活用等、空き地をガーデンとして活用していきながら、地域全体で展開していく姿を目指したい。本年度はそれに向けた基礎的な勉強に取り組むことができた。移住してきた若い世代も興味を持って参加してくれ、土台作りができたと捉えている。次年度以降も継続して取り組んでいくことで、地域に根付いた活動にしていきたい。

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