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花博自然環境助成事業

令和5年度助成事業 成果概要の報告

団体名(所在地) 一般社団法人日本樹木医会 沖縄県支部〔沖縄県〕
事業名 令和5年度日本樹木医会沖縄県支部特別講演・研修会
事業の実施場所 琉球大学、沖縄県立博物館・美術館、浦添市てだこホール、 みどり会館 (沖縄県緑化推進委員会)
事業の実施期間 今回計画 :令和4年4月~令和5年2月 (助成対象期間) (全体計画:令和3年4月~令和6年2月)
事業の概要 沖縄県支部では、研修会を定期的に開催し、樹木医活動の普及および樹木医の交流を図っている。本事業は、特に未侵入の外来生物に関する講演会を一般市民も聴講できるように開催することと、治療や剪定技術に詳しい県外・海外有識者等との交流を図ることで、外来生物の早期発見・防除や県内樹木医の更なる技術向上に努める。
成果の要約

2023年7月 研修会「樹木病虫害研究の最前線!キクイムシによる病虫害と土壌病害」
 森林総合研究所の研究者、名古屋大学大学院の教授を講師として招聘し、病原菌を媒介するキクイムシの生態と被害実態、また土壌病害の県外の事例について紹介して頂いた。
2023年8月 研修会「樹木医独自の剪定技術 コンサービング剪定」 (樹木医・賛助会員限定)
コンサービング剪定の提唱者を講師として招聘し、保存的剪定方法について紹介して頂いた。
2023年9月 特別講演会「沖縄のサクラを守ろう! 外来カミキリの生態と防除対策」
森林総合研究所の研究者、一般財団法人富田林市公園緑化協会の実務経験者、株式会社ニッソーグリーンの部長を講師として招聘し、外来カミキリムシに関する生態と被害実態、防除方法、薬剤の基礎知識、薬剤の正しい使い方について紹介して頂いた。
 講演会場には、外来カミキリのフラスや標本、防除マニュアル・リーフレットや登録薬剤の実物展示を行った。また、現地研修会として、講師の方には事前に網巻き対策を行ったカンヒザクラの前で、定期的な見回りとメンテナンスの必要性等を解説して頂いた。
2021年と2022年は県外からの講師招聘人数が0〜1人であったのに対し、2023年は6人となり、より多くの県外の研究者、実務経験者等との交流を図ることができた。また、一般参加として学生や植物防疫事務所職員、造園会社の職員からの参加があり (参加人数は下記の通り)、樹木医活動の普及を図ることができた。

2023年7月
一般参加19人 樹木医+賛助会員11人参加
2023年8月
樹木医+賛助会員14人
2023年9月
一般参加16人、樹木医+賛助会員14人

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