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花博自然環境助成事業

令和5年度助成事業 成果概要の報告

団体名(所在地) 生駒山昆虫観察の会〔奈良県〕
事業名 親子ペアで楽しむ「昆虫観察会~森の生態を探る」
事業の実施場所 生駒山(大阪府四条畷市)室池地区
事業の実施期間 令和5年8月20~21日
事業の概要 親子ペアの参加者が、生物学者らと共に、森の生態、生き物の観察・採集を行ない、いのちの循環、生き物の生態、体のしくみ、住む場所などを研究、調査する。
成果の要約

 夏の観察会として、8月に総参加者36名(親子ペア:20名、単独:10名、スタッフ6名)に て実施しました。
 採集においては、約45種の昆虫が確認でき、種の同定から、生態や体の仕組みを調べ、発表する中で、生き物への興味や愛着が増し、広く興味を持つ機会となりました。
 フィールドワークでは、どこにどのような生き物が棲息するのか、エノキにタマムシ、コナラ にクワガタやハラビロカマキリ、砂地にはアリジゴク、草むらにはバッタと、場所と生き物の関 係を調査しました。
 また、ライトトラップ、ベイトトラップ、樹液トラップで、採れる生き物に違いがあることも理解しました。
 屋内カリキュラムでは、採集した生き物を、教室で本やスタッフの力を借りて同定し、昆虫が封じられたコパール磨き、シュロの葉で編むバッタ、タマムシの翅を使ったキーホルダーづくり、 標本づくりにも熱心に取り組みました。
 なお、冬の環境整備は、スタッフにて実施しました。

 本観察会は回を重ねるごとに、多くの申し込みがあり、近年は定員を超えキャンセル待ちが出る盛況です。これは、親子参加により、体験や思い出を共有できること、内容の充実などと聞いており、リピーターが多く、数少ない環境教育と考えています。
また、本会の活動は10年となり、市民科学として、定点観察型の重要なデータを毎年蓄積できていると思います。


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